誠意を尽くして
お客さまとの信頼関係を築く
品質保証部
徹底した品質管理体制が
テスコムの強み
テスコムの品質保証を担う茂原事務所は、納品する電子デバイスの品質的な課題をサポートし、製造サプライヤーの監査や指導をおこなう部署です。お客さまから求められるのは、きちんとした品質管理のもとで製造された製品を安定的に供給し、さらに品質の改良・改善を進めていくこと。当社が扱う電子デバイスは中国生産のものが多いため、国内12名、海外約60名のメンバーで、日々、品質の向上に取り組んでいます。
品質管理の仕事をするうえで最も大切にしているのは、お客さまに「誠意を尽くす」ということです。以前、ある大手メーカーへ納品したタッチパネルが正しく作動しないという事象が発生しました。返品されたデバイスの解析を進めても、品質的な問題は見当たりません。製造サプライヤーで詳しく調べても、良品の判定。そこで次は、お客さまから最終商品の実機を借りてデータを取得しました。わかったのは、やはりタッチパネルから出される信号そのものは正しく、お客さまの製品に組み込んだときに不具合品は誤作動が発生するということ。解析結果をお客さまと共有し、先方の設計者とともに原因を突き止めるまで半年以上を費やした難しい案件でしたが、当社の取り組み方と解析力、また品質管理の知識だけでなく技術的な見地から論じ合える点などが信頼につながり、絆を深められた実感がありました。
お客さまからの信頼が
仕事の原動力に
「ものづくり」における品質問題は、一旦こじれると感情論に発展しかねないデリケートな面があります。シビアな局面を円滑に乗り越えるためには、日頃からお客さまと強い信頼関係を結んでおくことが何よりも大切。問題自体はその都度クローズできても、絆は一朝一夕では築けません。定期的な品質会議などを通して品質面の情報をお客さまと共有し、安心して任せていただける体制をつくることも品質保証部の重要な役割と考えています。それと同時に社内においても、過去に発生した品質問題について、現象、原因、対策などを一覧でまとめた「過去トラリスト」をWeb上で共有。お客さまへの説明だけでなく、製品の開発や設計、生産管理にも役立てています。
テスコムは会社の規模が大き過ぎないぶん情報共有が円滑で、若手への指導も丁寧。文系出身の営業社員も製品知識をしっかりと習得しているので部署間の連携がとりやすく、大変仕事がしやすい環境です。また、そのような点がお客さまの信頼を呼び、個々の成長の原動力にもなっていると感じます。蓄積してきた知見を若い世代へ継承し、ますますお客さまの満足度向上を図っていきたいです。